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オステオパシーとは

オステオパシーとは、1874年にアメリカ人医師アンドリュー・テイラー・スティル博士によって創始された自然医学です。

その大きな特徴は人間の身体全体を1つの繋がったシステムとして捉えることです。

さらに身体の各部位は個々が単独で働いているのではなく、全体として調和を取りながらお互いに協調して働いていると考えています。

したがって、局所的な痛みや様々な症状がある場合でも、痛みや症状の原因が必ずしもその部位にあるとは考えません。

身体全体を解剖学・生理学の知識に基づいて検査し、痛みや症状を起こしている根本的な原因を探し出し、多様な技術の中から最適な治療を選択し、問題点を改善させることで人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出します。

 

アンドリュー・テイラー・スティル博士
Andrew Taylor Still, M.D.,D.O.
1828-1917

『人間の身体の全ての部分が秩序正しく機能しているとき、我々の身体は完全に健康体である。そうでないとき結果として起こるのが病気である。悪い部分を再調整すれば、病気は健康に道を譲る』


 

オステオパシーの歴史

1860年頃、西洋医学の医師であったスティル博士は、当時アメリカで大流行していた髄膜炎で3人の子供を相次いで亡くす悲劇にあいます。

また当時の毒性のある化学薬品の使用や、瀉血(しゃけつ)療法などにも疑問を持ちます。

スティル博士は、当時の医学の理論には満足せず、10年間の独自の研究を始めます。

一から人間を観察し、実験や研究を重ね、自然科学から多くの事を学び、10年の歳月を経て、1874年オステオパシー(Osteopathy)と名付け発表します。

(オステオパシー(Osteopathy)は、ギリシャ語のOsteon(骨)とPathos(病理、治療)の2つの言葉を合わせた造語です)

しかし、スティル博士の考え方は、当時の医学会に全く受け入れられません。中傷や迫害を受けながらも、スティル博士は自分の信念を貫き、アメリカ各地を転々としながらオステオパシーの治療を行います。

その後、スティル博士のめざましい治療効果が広まり、ミズリー州のカークスビルのスティル博士の元に、彼一人では治療しきれない程の患者が全米中から集まってきます。

ついに1892年、アメリカン・スクール・オブ・オステオパシー(現在はA.T.Still University)が設立され、1910年にはオステオパシーは医学認可を受けます。

現在アメリカではD.O.(ドクター・オブ・オステオパシー)と呼ばれ、手技療法以外に、西洋医学の医師と同様に、投薬、外科手術が許可されています。

アメリカ以外の先進国(イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど)においてもオステオパシーは広く普及しています。
医療国家資格として認められている国も存在し、大学などで教育・研究が盛んに行われています。

 

オステオパシーの考え方


icon身体は一つのユニットである。一人の人間とは、身体、心、及び精神の単位である。

オステオパシーでは身体全体を一つの繋がったシステムとして捉えます。

また一人の人間を、身体(Body)、心(Mind)、精神(Spirit)が三位一体となる生命体であると考えます。

人間の身体は、骨・関節、筋・筋膜、臓器、血管、リンパ、脳・神経など、各部位が単独で動いているのではなく、各部位同士が連携を取って、お互いに協調しながら生命維持しています。

物理的にも膜(Fascia)と呼ばれる組織によって、全身の組織・器官は繋がっています。

そのため身体の一部分に何らかの障害が起こると、その影響は解剖学的に離れている様々な部位にまで波及します。

したがって症状だけを診ることはなく、身体全体の繋がりや働きを診ることで、症状の根本原因を探し出し、個人により異なる心理面や精神面に配慮しながら、施術を行います。


icon人間には自然治癒力が備わっている

人間にはもともと自然治癒力が備わっています。

身体の内外の環境が変化しても、神経系、免疫系、内分泌系などが相互作用し、身体を調節することで生命は維持されています。

身体の形状、体温、血圧、血糖値、血液酸性度などは一定の範囲内に保たれ、病原菌などの異物が侵入すると自己防衛し、傷ついて古くなった細胞は自己修正・再生します。


icon構造と機能は相互に関与し合っている

身体の構造(骨・関節、筋肉、内臓、血管など)に変化が生じると、機能(循環系、神経系、免疫系など)に影響を及ぼし、また反対に機能の変化が起こると構造の変化が生じるというように、構造と機能はお互いに関係性を持っています。

オステオパシーの施術は、構造と機能を調整することで、自然治癒力を高め、健康を取り戻します。



オステオパシーの合理的な施術を行うためには、上記の3つの基礎的原理を踏まえて行う必要があります。


 

オステオパシーの適応症(改善が期待できる症状)

このような方に、オステオパシーの施術を受けていただくことをおすすめします。
オステオパシーについて詳しく知りたい方は、「オステオパシーとは」のページをご覧ください。

痛みや不調を早く改善したい。
いろいろな治療法を試したが良くならない。
医療機関を受診したが、症状の原因が分からない。
薬や手術に頼らず、身体を良くしたい。
より良い健康状態を求めている。


icon_maru筋骨格系
腰痛、肩こり、膝の痛み、ムチウチ、ヘルニア、首・背中の痛み、股関節痛、先天性股関節脱臼、四十肩・五十肩、顎関節症、骨格・骨盤の歪み、側弯症、手術・骨折の後遺症、交通事故の後遺症、スポーツ外傷など

icon_maru神経系
手・足のシビレ、坐骨神経痛、頭痛、めまい、耳鳴り、難聴、歯の痛み、不眠、自律神経失調症、神経症、ストレス、うつ、脳血管障害の後遺症など

icon_maru呼吸器系
風邪、喘息、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、睡眠時無呼吸症候群など

icon_maru循環器系
不整脈、頻脈・徐脈、動悸など

icon_maru消化器系
便秘、下痢、胃の痛み、食欲不振、消化不良、腹部膨満感、逆流性食道炎、潰瘍性大腸炎など

icon_maru婦人科系
不妊症、生理痛、生理不順、子宮筋腫、逆子、妊娠中の調整、出産後の不調、更年期障害など

icon_maru免疫系
アレルギー性鼻炎、花粉症、アトピー、リウマチなど

icon_maru小児系
発達障害、脳性麻痺、斜視、斜頸、夜尿症、夜泣き、乳はき、てんかん、オスグッドなど

icon_maruその他
肝機能障害、甲状腺機能障害、頻尿、尿漏れ、慢性疲労、スポーツ能力の向上、免疫力の向上など

※オステオパシーは、現在の日本においては医療ではなく、補完医療、代替医療としての役割を担っています。重度の症状・疾患をお持ちの方は、医療機関を受診し、医師の診断を受けてください。その上で、当院のオステオパシーをご利用いただくことをおすすめします。

※上記の症状に当てはまらない方でも、オステオパシーで改善が見込める可能性があります。
どうぞご気軽にご相談ください。


 

電話番号 090-9861-4474

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